2。

 

 

 

昼下がりのお蕎麦屋さんで。

 

息子とざるうどんと、鶏そぼろ丼のランチセットを2人でハンブンコして食べていたら。

 

 

カップルが入って来た。

 

彼女の方は

息子にパントマイムで挨拶をすると。

 

空いてるのに

私達の真横に着席し

 

私と息子を交互に見て。

『ねぇ。2人も楽しいけど。結婚そろそろかな。』とサラッと言った。

 

 

彼は、『それより、早く頼まないと、ココ、案外頼んでから来るの遅いんだよ。』とあからさまに会話を変えた。

続けて『すみませーん。』と店員さんを呼び

『じゃあ、もり蕎麦大盛りと。』といそいそと言い

 

彼女もつられて『辛味大根蕎麦冷たいの』と少し早口で言った。

 

 

彼は、出されたおしぼりで、手と首を拭きながら『よく、昔から結婚するなら2番目に好きな人と。っていうよね。

 

だから、好き過ぎる人とは結婚出来ないのかな。と。』彼女をチラッと見て目を逸らして言った。

 

彼女は彼と目を合わそうとしながら、

『それは、嫌いになるのが怖いってだけの話で。

 

そもそも、

本当に好きな人に会ったら、シンデレラも白雪姫も王子様が本当に一番好きになったから結婚したんじゃない?。

 

その人以外には考えられないくらい好きだったから結婚したんだよ。

 

お伽話も、リアル話も、例えば、貴方の両親が2人とも2番目に好きな人同士で結婚したの?

 

きっと一番好きだったと言うと思うし。子供だったら両親が両親共、一番好き同士と結婚したと思いたくない?』と言うと。少し涼しげな顔になった。

 

 

彼は、今度はジーンズのポケットからタオルハンカチを出して顔の汗を拭きつつ

『例えばだけど。僕は寿司が大好きで小学生の卒業アルバムにも、『好きな食べ物=寿司』だった。

 

でも、寿司にワサビは許せるのに、ざる蕎麦にワサビは許せない。と、ある日気付いた。子供の頃から寿司が好きだったと思ってたけど。本当は寿司より蕎麦のが好きだからワサビが入る事が許せないないんじゃないかって。』

 

彼女はお水を手にして飲むわけでもなく、溶けそうな氷を見ながら

 

『で?。私は、寿司なの?蕎麦なの?』

と聞くと。

 

彼は

 

少し沈黙して、

 

『寿司でも蕎麦でもない。。。。。

 

今度、お盆休みに家族に紹介させて。。下さい。』

 

 

とゆっくり言った。

 

もうすぐお盆かぁ〜。

 

 

暑いはずだ。

 

 

息子はなぜか、ピースをしていた。

 

もうすぐ2歳、この話、分かっているのか?いないのか?

 

 

 

v(^_^v)

 

 

 

 


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佐藤江梨子

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1981年12月19日                        東京都                                     読書・映画鑑賞                           AB型                                173cm  

■Satoeri Times
   2008.7〜2015.1(前ブログ)


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